先日、高速道路を走行中に飛び石を食らってしまいました。
トンネル出口で、こぶし大の石が上から落ちてきたようです。
フロントガラスは合わせガラスなので、粉々にならずに無事に帰宅できました。
全くの不運であり、運転の過失ではありません。
しかし何か事故を起こしてしまったかと思ったぐらいの衝撃音でした。
強化ガラスが割れた状態のトライアンフ・クラシックカーです。
知る人ぞ知る某有名ショップの社長のお車ですが、首都高走行中に突然に割れて
しまったとの事です。
恐らく前方の車両後輪からか、対向車両から石が跳ね上がってきた感じでしょうか。
狭い首都高の中、80㎞前後の速度でよくぞ視界を保ちましたね。
さすが、車体には特に外傷が無いことから、運転技術が素晴らしいかと思います。
ところで昭和の終わり頃、国内生産自動車のフロントガラスは全て、
安全合わせガラス装着を義務づけられてしまいました。
某有名ショップの社長は無事でしたが、ガラスが割れた原因による死亡事故も
多かったような気がします。
私が若い頃、ガラス交換で血だらけの室内を見る事も珍しくありませんでした。
強化ガラスとは生板ガラスに熱を加え、硬いガラスに成形した物です。
言い方を変えれば、焼きの入ったガラスですね。
焼きが入れば割れにくくはなりますが、割れた時の反動は大きく一瞬で粉々に
なってしまいます。
とうとう塗装も終わって、エンジンも装着してしまいましたS54ですが、
さすがにフロントガラスにはこだわっております。
画像はS54スカイラインのフロントガラスです。
画像中央、ビニールの破けたガラスを見ていただくと、ガラスの中央にラミネート
が合わさっており、3層2種類の物質で構成されております。
何故に合わせガラスにこだわってしまうのか?
これは私もですが、強化ガラスを割った経験がある人しか判らないでしょう。
運転してて1番怖いのは、突然の操作不能(タイヤバーストなど)と視界が
効かなくなることなのです。
また余談ですが、サーキット走行もガラス養生無しに走れますよ。