新工場がそろそろ完成という頃、看板の準備が何も無いことに気づいてしまいました。
今から看板屋さんに頼むのも難しそうなので、オリジナルの看板を作ることを決意。
約1年仮店舗でお世話になりました。
20年近く使っていた看板ともオサラバです。
お疲れ様でした。
大量の在庫品を整理しながら、また大量在庫の中古ガラスを見た時には
本当に気が滅入ってしまった。
そうだ! 出そうに無い在庫中古ガラスは捨てるよりも看板にしちゃえ。
と言う事で、何故かサーブ95のフロントガラスが良いかなと・・
直感で理想の看板のイメージ通りと言う事で選びました。
取りあえず黒セラミックの部分を切り落とします。
黒セラミックの部分を落としただけだと、どうもイメージが湧きません。
もっと下側に丸みが欲しいかな~
こんな感じでしょうか?
模索しながら適当に切っていくと、どんどん小さくなってしまいます。
こんな所で形を決めて、後は切り口を綺麗に削っていきます。
文字入れのイメージです。
ガラスの裏側に逆文字カッティングシートを貼り付けます。
捨てる予定だった使い欠け白スプレー2~3本で、裏側に塗装処理をします。
ガラスの透明感がでてきていい感じです。
ガラス看板の取付方法もしっかり設計しないと大変な事になってしまいます。
アングルは3.2㎜厚の鋼板を溶接し、外壁と同色に筆塗りです。
建物の中心に看板を合わせたいのですが、建物の鉄骨側の中心が少しずれています。
従ってアングルは左右非対称になってしまいます。
下側の受けアングルは、古い看板のアングルを加工した物です。
アングル全体を外壁と同色にしたのは正解ですね。
大事な所ですが鉄とガラスが直接干渉しないようポリウレタンのシール材を使います。
また違う箇所にはシリコンも併用します。
剥離させない専門技術がココにも生きてきます。
建物の割には小さすぎたかも・・
でもそんな派手な商売では無いので、さりげなくいいかな?
眼を凝らしながらお越しください。
しかし夜はこんな感じです。
ほとんどお金の掛かっていない看板ですが大変満足な仕上がりです。