エンジン屋さんからの画像です。
ウォーターポンプの跡が非常に気になるところです。
ウォータージャケットにはかなりの錆が穴を塞いでしまっている。
錆び以外の物まで出てくるとは・・
シリンダーヘッド裏側に残っているのは何かのサークリップかな?
どうやらコンロッドメタルは無事のようです。
ピストンも鈴のような切り込みが有り、初めてじっくりと見ました。
シリンダーブロックがとうとう洗浄台に乗りました。
ウォータージャケットに繋がる隙間からは赤錆が耳垢の様に出てきます。
あやしいボルトもついでに出てくるし・・・
・・・もう何がでてきても驚きません。
いい加減慣れました。
シリンダーインナースリープをキレイに抜いたところ。
予想通り酷すぎる。
何かの内臓を見ているかのようです。
結構錆が落ちてキレイになりますね。
驚きです!
料理人のような丁寧な仕事。
インナースリープ復活!
最初の腐っていたかのようなブロックがキレイに復元されました。
メタルガスケットとピストンリングが新品だと本当に助かります。
亀有エンジンさん感謝します。
バルブ類、カムシャフトもまとまりました。
動作不能だったデスビも無事に稼動しそうです。
デスビ画像は外したときですが、勿論フルレストアです。
錆のおおもと、ウォーターポンプも見事にレストアされました。
メカニカルシールとベアリングシャフトも新品です。
エンジン本体が非常に重たく、トラブルでオイルパンをへこましてしまいましたが
鈑金塗装で直していただきました。
バランス取りは必須。
エンジン本体完成です。
錆を取る事も重要ですが、それ以上に大事なのは経年劣化や熱膨張の繰り返しで
歪んでしまったエンジン各所接合部分の歪み取りかと思います。
歪みが有れば水漏れ、オイル漏れ、または圧縮漏れなど最悪の事態です。
エンジン屋さんの他、旋盤屋さん、ボーリング屋さん、亀有エンジニアさんと
多くの方達に助けていただきました。
素晴らしい技術の結晶ですね。 大変感謝です!!