懐かしいフォードの車が入庫してきました。 1963年のカントリーセダンという車です。
とにかくでかい! 50年前のアメリカンサイズと言ったところでしょうか。
非常に残念です。 お客様は車上あらしに遭ってしまったようです。 こんな希少な車の、しかもさわりたくもないような
形状のガラスを割るなんて・・・ 犯人は無知で残酷であります。 こんな品物どこにもないぞ!
というわけで、フォードの事ならアメリカの友人Bobbyにガラスを探してもらいます。
最初はこんなガラスはどこにもないと断られましたが、しつこいメールのやり取りでどうにか見つかりました。
もちろん中古ガラスですが、きれいに磨いてくれて新品のようです。 Thank You!Bobby.
お客様が粘着テープで養生してくれたおかげで、ガラスの飛散が少なく外せました。
このちょっとした応急処置で、各部分に傷がつかなくて助かります。
ガラスは内側からボディに固定されます。 当時の生産ラインは機能よりスタイル重視。
わかったような語り口ですが、50年前だとまだ自分生まれてませんでした。
ただのうんちくです。 すみません。
完成です。 このテールスタイルはアメリカ車独特ですね。 圧倒されます。
もしまた割られたら、しばらくはガラス無しで走ってもらいそうです。
省エネなんて考えもしなかった時代、ある意味ぜいたくな作りをした車ですね。
希少なお車、大事に保管しましょう。