ポルシェ930ターボのフロントガラス以外全部ポリカーボネイトに交換します。
先ずはガラスなどを全部はずしてからデザインなど考えていきましょう。
ドアとフロントベンチは容易に作れますが、リヤクォーターとリヤガラスは300度以上の加熱で成形します。故に弊社のような
小さな町工場では作れませんので、頼もしい業者へ成形をお願いします。
サイドはスリットをおしゃれに入れてみようと思います。 ついでにリヤもGTカーのように穴開け加工なんてかっこいいですね。
ドアは簡単かと思ってみたところ、一番精密さを求められる作業となってしまいました。
デザインはF40とF360、F458カップカーのいいとこ取りという事で。。
あくまでもヨコヤマガラス、オリジナルであります。 スムーズにスライドできる小窓が付いていて、確実に格納できるように
寸法や素材の特性を計算しての設計です。 サーキットを限界に走る車両ですので、空力や強度も計算しなければいけません。
赤い矢印の部分は、3ミリほどのベアリングボールを適当な強度のスプリングで
スライドする小窓を押えています。
ナビ側も完成です。 取っての部分にナイロンベルトを付ければ、機能性を失わず小洒落た雰囲気でいいですね。 実はオーナー様の案でございます。 いやはや一本取られました。
ドア廻りで苦戦しているうちに、サイドとリヤが出来上がりましたので早速取り付けに掛かります。
なかなか良い出来だと思います。 軽量化を考えられてのポリカーボネイトへの交換となりますが、実際10Kgほどは軽くなったかと思います。 しかし軽量化と言われるより、どこから見ても攻撃的なスタイルはなんとも魅了しますね。
最後にフロントガラスもポルシェオリジナルマーク付きに交換しましたので、気分良くお乗りになれる事と拝察いたします。