プリンスマーク
慎重にエンジンとミッションを時間かけて外したおかげで、ドアやフェンダーなどは比較的
に軽快な外し作業となってくれました。
S54Bスカイライン自慢の100ℓタンクはとりあえず使えそうです。
外見は綺麗でもタンクの中は後のお楽しみと言うことで・・・
剥離剤使って赤色を落として気付いたのですが、黄色が出てきたと思いきや、
オリジナル色のアイボリー色が出てきました。 元の色を剥離せず違う色を
被せているので、ある意味下地の鉄板は何10年も3層コートされた状態の様です。
ルーフライニングの裏に54Bのサインを発見!
勿論当時のサインで半世紀ぶりに日の目を見たと言う事でしょうか。
3層コートの塗装を向いてしまうのも惜しい気もしましたが、屋根だけ見ると
オリジナルの下地(鉄肌)は芸術だなと改めて感じます
残念ですが、リヤフェンダーは左右とも補修された痕があります。
リヤフェンダーを守る役目のインナーカバーは遙か数年後に設計された部品なので、
タイヤから出るゴミや雨水などはリヤフェンダー裏側に蓄積されてしまいます。
故に腐って当たり前でしょう。
屋根から後部へと剥離作業が進んでいきます。 侵食するように外側から内側
へとトランクの中まで剥離作業は進んでいきます。
剥離作業はパーツ部分1カ所に1日掛かるので、剥離が終わったところはすぐに
錆止めとプライマー処理をします。
スペアタイヤのラゲッジの腐りは見えませんが、非常に画像映えが醜いです。
僅かな腐食もありますが、鉄板に大きな穴が開いている訳でも無いので
このまま順調に作業が進みそうです。
次回は室内とフロントフェンダー、フード、ドアパネルといったボディから
外れたパーツの下地を綺麗にしていきます。