F512Mのフロントガラス交換とボディコーティングを施工します。
塗装作業と同時進行で進めていきたいと思います。
512モデルと言ったら80年前期からのテスタロッサから90年中期のMまで
10年以上続いたスタイルです。
バブル時代の象徴とも言えるフェラーリらしい車かと思います。
512Mは足回りやトランスミッションなど前期のテスタロッサより進んだ良く出来た車に
仕上がっておりますが、ボディ形状はほとんど変わっておらず特にガラスは一種類に統一されてしまいました。
黒塗り(セラミック)形状やアンテナ配線の位置など新車時と変わってしまいます。
作業するものが工夫しなさいということです。
まぁよくある事なので足りない配線を作るしかありません。
下地完成です。 今日のところはガラスをボディに取り付けて後日モールの取り付け、その他細かいところを
仕上げていきます。 以降数日後と続きます。
ミラーベースのところですが、ガラスに鋳物が直接当たるわけですので取り付けに工夫が
必要となってきます。 オリジナルにこだわらない所もある意味必要ですね。
ウレタンシールで固めればそこがラバークッション状になり、ミラーに頭がぶつかってガラスが割れたなんて
事はもう無くなります。
アンテナ配線もシールが固まってからのほうが、トラブルもなく綺麗に仕上がります。
塗装も終わってかなり時間が経過しておりますので、コーティング作業も準備にかかれます。
ウィンドモールの取り付けにかかります。 クリップ類はいっさい使っておりません。
シーリングの張力でアルミモールを形付けます。
目に入る隙間も綺麗に慣らしていきます。
この当時のフェラーリはシリアルナンバーがサンドブラストによって
刻印されます。 そこはオリジナルを意識しないといけませんね。
コーティングも大変良い感じで塗装に浸透しております。
ソリッドカラーの赤が見る者の目に強烈に焼きついてきます。
9割がた完了です。 テスタロッサの最終型ですから乗り心地も
いいんでしょうね。 個人的に欲しい一台です。