‘Lamborghini’ カテゴリーのアーカイブ
ランボルギーニディアブロのドアガラスを交換します。
90年代を代表するスーパーカーの一台ですね。
小生、カウンタックから受け継いだガルウィングによく圧倒されてました。
割れてしまったドアガラスです。 ドアにもフロントガラスと同じ作りの合わせガラスを
使っています。 画像ではわかりづらいですが、縁取りなどがさすがイタリヤ工芸品といった
作りとなっております。
新品ガラスを用意しました。 近年の交換部品は強化ガラスとなっています。
残念ながら20年以上経過しますとオリジナル部品はどんどんと消え去ってしまいます。
形こそ合っておりますが、材質が全く異なる大量生産レベルの品物です。
割れってしまったガラスからステー部品などを移動します。
モーターとレギュレーターはアッセンブリー部品として何故だか20年前と
同じ部品です。 レールの形状をボディに微妙なタッチで合わせてあげれば
問題なく取り付けできるはずです。
簡単かと思いきや、いかんせん。 結構複雑な作りですね。 ガラスが強化ガラスに
変更されただけでモーターの負荷や、サイドレールへの干渉具合がかなり変わってしまいます。
ネジ穴を大きくしないとカッコつかない程です。
完全に仕上がった後、シリアル番号をサンドブラストで刻印します。
オリジナルはハンドメイドでシリアルプレートを作っています。 そのため数字の直線が微妙に曲がっているのですが
あえて真似して作ってみました。 ドア以外にも刻印はされているので調和が取れた感じでなかなかかな。
整いました。 運転席だけ強化ガラスになってしまいましたが、それはそれなりに・・
実はイタリヤ本国では当時のガラスはまだ手に入ります。 アフターパーツ課と言ったようなものは
ありませんが、コレクターの方たちがまだ裕福に暮らしていらっしゃると部品も出てこないといった感じですかね。
出てきてもとんでもない金額となるでしょう。
今回はディアブロのガラス交換です。 先日、塗装前にガラスを
はずし、ボディが仕上がりましたので新品ガラスの取付け
です。 ランボルギー二30thアニバーサリーのこの車は、なんとも
派手な色です。 まさしく悪魔といった感じでしょうか?
新品ガラスを乗せるとさすが! アールが全然合いません。
90年代の車ですから、もう15年以上か・・・ ぴったりと
合う方が恐いかも知れませんね。
フロントピラー部分の内張りはアルミで作られています。 ガラスが
乗ってしまって浮いているといった感じです。 張ってある皮をはがして
アルミを容赦なく切ります。
ボディ側は大体整いましたので、次は外側のモールを加工します。
アルミモールが4本あるのでそれを組むわけですが、もちろん長いままの部品が用意されます。
とうぜんカット!
ガラスを乗せた後でアルミモールを取り付けるわけですが、クリップみたいなモールを押さえる部品
は一切使用しません。 ボディとガラス、そしてモールが一体とならないと仕上がりません。
モールの斜めカットもバッチリですね。
ボディとのラインもよろしいです。
外側にシーリングで完了です。 まさしく全部手作りといった感じです。
80~90年代のイタリヤ車は個人的に大好きですね。